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音のない海の底
音のない海の底
暗闇に目は慣れた
“誇り高い一族”
僕の名は そこに埋もれた
水面をかいくぐり
伸ばされた 君の手
眩しさが騒がしく
最初こそ 振り払ったね
連れられて 呼吸して
見上げた 空 水平線
「綺麗でしょ」
笑う君 僕の隣にいたのに
後悔をしない日を
こんなに恐れてる
それなのに 君の笑い声
ずっと 遠くて
君のない毎日
海の底みたいだ
僕に理由を残し
君はまだ眠っている
星祭り 二人きり
連れ出したのは君なのに
思い出す横顔は
照れ隠しの はにかみ
後悔をしない日を
こんなに恐れてる
あの時の僕を呪う日を
今も生きている
後悔に縋って
誰かのせいにして
情けない それでも僕は
今日も生きている
君が繋ぐ
世界 毎日は
こんなに眩しい
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